2019-04-02 第198回国会 衆議院 法務委員会 第7号
お客さんは、貸し金庫契約に基づいて、寄託物返還請求権という債権を持っていますね。それについて差押えができるということは確定した裁判例であると思います。 ところで、そもそも当該債務者が貸し金庫契約をしているかどうか、これはなかなかわからない。
お客さんは、貸し金庫契約に基づいて、寄託物返還請求権という債権を持っていますね。それについて差押えができるということは確定した裁判例であると思います。 ところで、そもそも当該債務者が貸し金庫契約をしているかどうか、これはなかなかわからない。
しかし、寄託物の保管について寄託者と受寄者とが合意したにもかかわらず、契約はまだ成立していないとして受寄者が寄託物の引取りを拒絶することができるとするのでは、保管場所をあらかじめ確保しておきたい寄託者にとりまして不都合であります。
○国務大臣(麻生太郎君) お尋ねの終戦直後までに生じた未払になっております国の債務、いわゆる未払債務についてと理解しますが、財務省が所管する未払債務につきましては、終戦に際しまして引揚者から寄託された寄託物のほかに、外国債が約六千万円、旧連合国総司令部、いわゆるGHQでありますが、GHQから引き渡された旧日本銀行券約八百万円、旧臨時軍事費特別会計におきます閉鎖機関、いわゆる外資金庫及び横浜正金銀行からの
○国務大臣(麻生太郎君) いわゆる旧未払債務ということの御質問なんだと思いますが、これは、終戦に際し引揚者等から寄託されております寄託物が約百八万件ということでありますが、その内訳は、旧日本銀行券等が約三万件、国債等が約二十二万件、預貯金証書、現金預かり証、生命保険証書、その他の証書類等で約八十三万件というようになっておるのが実態であります。
私が思うのは、例えば相続人がいない財産はこれは国庫に入るわけで、あるいは寄託物の寄託者がいなくなって預かっている人間が困るんで自助売却権で売却したという場合、これは供託をするわけですけれども、そうすると、今回のこの株式、あくまでも所在不明ではあっても、他人、株主という他人の財産を会社の事務処理の都合上売っ払ってしまうわけですけれども、その売っ払った金が結局、会社の利益になってしまうという構造が私は納得
○長谷川(宏)政府委員 米国の油を輸送いたしまして、これは訓練のために必要だからやったのですが、そのときに、米艦に給油した時点で寄託物を返還したという関係になるというふうに思います。
○説明員(塩飽二郎君) 今回、在庫の調査の対象にいたしております対象団体といたしましては、生産者団体、それから荷受け、大手の水産会社、それから商社を考えておりまして、それらの企業なり団体がみずからの冷蔵庫に保管しているものはもちろんのこと、寄託物として営業用の倉庫等に預けております在庫につきましても対象にするということで調査を進めたいと思っております。
そこで今度も、六月から八月にかけましていわゆる寄託物の一斉検査をしまして、三件の発見が、皆様にも御報告いたしたような姿でございます。まず問題としましても、たとえばいわゆる信用状況の調査というのも、最初はするらしいのですけれども、その後の変化状況に対する監査が足らないような点が、事務的にもございます。
いずれいろいろな点から考慮いたしまして、そういたしたかった点は、商法によりまして、商法第五百九十八条、六百二十七条というふうなものによりますと、倉庫営業者は寄託者の請求によって寄託物の倉庫証券を交付することを要するというような規定もありますので、倉庫業というものを営む以上は、何としてもこれは発券をするような体制にしたいというふうに考えて参ったのでございまして、しかし、いろいろな面から現状をいろいろ勘案
○天埜政府委員 今のお話の通りでございまして、商法五百九十八条及び六百二十七条によりますと、「倉庫営業者ハ寄託者ノ請求ニ因リ寄託物ノ預証券及ヒ質入証券ヲ交付スルコトヲ要ス」こういうことになっておりまして、要求されれば出すというのが倉庫業者の建前であるわけでありますが、この点で在来も倉庫業で発券しないものがたくさんあったということは、先ほど来お話がございましたように非常にまずいわけでありまして、一挙にそこまでいきたいと
これを告発いたしますにつきましては、事情は御承知だと存じますが、食糧庁の指定食庫の無断出庫でございますので、御承知のように正規の荷渡し指図書がございませんで寄託物を無断で出庫するということに対しましては、一応犯罪だという考え方をもちまして、検察当局に公務員としての告発事由に基きましてやつたような次第でございます。
先ず蔵前倉庫株式会社の場合、その在庫品は民間の寄託物でありまして、それを練馬から三田まで移すというのであります。最初蔵前倉庫のほうからどのくらいの荷物がそこにあり、どのくらいの費用を要するかということを申出た数量がそこに掲げた通り、それを当局のほうでは査定されまして、貨物五千三百余トン、トン当り五百三十円、その金額二百八十余万円というふうに査定をされたのであります。
○政府委員(後藤憲一君) 発券倉庫になるようにするということは、非常に我々としても希望するところで、又寄託者といたしましても流通面に動かすということも大いに希望しておるのでありますが、戰前の例を見ましても寄託物の五割弱が発券流通しておるような実情でありますので、尚非発券倉庫といたしましても、十分に実情を知つて倉庫業務の健全な運営、又寄託物の安全性ということを確保することが必要ではなかろうかということを
○三木(行)政府委員 公衆浴場におきまする客の寄託物につきましては、商法の規定によりまして規定せられておるのでございまして、この法律案は公法規定でございますので、さような場合においては俊法上の問題として処理いたすべきものである、かように考えております。
○榊原(亨)委員 全國浴場連合会全國大会の宣言に、浴場の客の寄託物に対しては、保管監視の義務は課しても、重大な過失があつた場合の賠償責任を免除することを希望しておるのでありますが、その点はどんなふうにお考えになりますか。
○三木(行)政府委員 寄託物に関しましては、商法の規定によつてやつていくのでありまして、私どもも実情といたしまして旅館あるいは浴場等における寄託物の関係で、業者が賠償の責に任ずることが適当でない、かつまた寄託せられる物によつては拒否し得るような規定を、これらの法律において規定してほしいという声も聞くのでありますが、これは商法上の問題として考究すべきものであると考えましたので、公法規定でありますのでこの